イイダ傘店

お知らせ

イイダ傘店 展覧会
「 翳す-かざす- 」 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)巡回展開催報告

2022年12月2日(金)~1月9日(月・祝)に、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)にて展覧会を開催いたしました。
大変な状況にも関わらず、約2700名の方々がご来場くださいました。
こちらで展覧会の模様を一部ご紹介させていただきます。
ご来場いただいた皆さま、気に留めてくださった皆さま、誠にありがとうございました。

【 翳す 】

「"傘"は"翳す"からきている
"翳す"は"羽"からきている
街中で誰かが傘を広げる瞬間、
僕はそこになにかわくわくするものを感じる
それは鳥が羽を広げる瞬間に似ている」

イイダ傘店がスタートしてから今日に至るまでに発表してきた257本の傘を使い、輸出生糸の検査所として日本の産業を支えてきた建物「KIITO」の空間を彩りました。50mもあるKIITOホールの構造を活かし、神戸港の海の向こうに傘の鳥たちが羽ばたいていくような情景を表現いたしました。

【 アトリエ 】

傘作りの制作現場であるアトリエの様子を、実際に使っているミシンや道具を用いて再現。また、手作業で仕上げていく傘制作の様子を、展覧会のために特別に制作された映像でご紹介いたしました。

【 傘 】

2005年より、年に2回開催してきた傘の展示受注会。
これまでに発表してきた傘は380種以上。
そんな歴代の傘の中から個性豊かな11種の傘にスポットを当てて展示しました。傘という小さな世界に様々な可能性を見いだしてきたイイダ傘店の傘をご紹介いたします。

 

二重張りの傘 / 動物手元の傘 / プリント柄の傘 / アイスクリームの傘
アンティークレースの傘 / 穴のある傘 / 陶器ボタンの傘 / 折り紙の傘
陶器手元の傘 / ガラクタ手元の傘 / ほぐし織の傘

【 部品 】

たくさんの部品から成る傘を分解して、小さな一つ一つの部品を可視化して展示。一本の傘ができるまでには、まず小さな一つの部品が作られるているということを想像しながらご覧いただきました。

【 職人 】

傘の字には人という文字がたくさん入っていて、傘はそれだけたくさんの職人が携わって出来ているもの。
イイダ傘店の傘は布地や傘骨、手元など全てのパーツが日本各地の職人の仕事を経て作り上げられています。普段は目にすることのない傘作りの裏側を、本展覧会のために特別に制作された映像でご紹介いたしました。

【 オーダー会 】

12月15日~18日までの4日間、日傘、晴雨兼用傘、雨傘のオーダー会を開催。
お好みのテキスタイル、手元、サイズ、名入れをお選びいただきました。

【 スケッチ 】

傘のテキスタイルができるまでの原画や、そのアイデアの元になる日常のスケッチ等を、ゴシック調の面影残る空間にて展示。引き出し内にはアイディアソースや資料、印刷物など…デザインのヒントとなるようなものが入っているとか、いないとか。
実寸で描かれた大きな原画から、普段持ち歩いている小さなミニスケッチブックまで、白い紙から始まる傘のストーリーをお楽しみいただきました。

 

【 これまで 】

原画やスケッチを展示しているエリアの一歩奥には、現在は封鎖している、地下へ続く階段エリアが。秘密基地のようなこの隠れたエリアには、これまでに開催してきた展示会やイベントの様子を展示。
受注会毎に新作の傘に合わせて制作してきたご案内状や、撮りためてきたイベントごとの写真などをご覧いただきました。

【 特別企画 】

館内連動企画としてポップアップショップでは、雨傘、日傘、晴雨兼用傘と傘生地を使用したグッズの販売、KIITO CAFEではイイダが描いたスケッチを元に作られたオムライスのご提供、KIITO×TOOTH TOOTH MART FOOD HALL&NIGHT FES×イイダ傘店コラボレーション企画としてノベルティのプレゼント企画などをお楽しみいただきました。

 

 

 

【 展覧会概要 】

イイダ傘店「翳す-かざす-」
日時:2022年12月2日(金)~2023年1月9日(月・祝)11:00~19:00

主  催、、、、、、デザインクリエイティブセンター神戸(KIITO)
共  催、、、、、、イイダ傘店
会  場、、、、、、デザインクリエイティブセンター神戸
企  画、、、、、、heso
会場設営、、、、、、square4
後  援、、、、、、株式会社パイ インターナショナル

記録映像「翳す」
music: yuri yamada 『danser sous la pluie』
film:Kazuki Yoshimoto/Takato Miyoshi(design creative center kobe)